青い海•白い船 国際児童文学賞全集21 マシキン原作 袋一平訳 あかね書房

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★1968年発行の大変古い本です。 ★箱にスレ、箱の小口に経年の紙質劣化が御座います。 ★本体の三方に経年の為、軽度のヤケ有り。 ★薄く汚れのあるページ御座います。(9枚目の画像参照) ★54年の経年に比して、美品と存じます。   私の秘蔵本、幻のあかね本、第三弾です。「魔法をわすれたウィプララ」でも申しておりますが、対象が児童で、54年の経年品なのに、ビニカバも、本体も、ほぼ傷みなく綺麗な状態で残るのは奇跡的!  新品では御座いませんが、気持ちよくお読み頂ける状態と存じます。見開きは、殊にヤケの犠牲になる事が多いのですが、本書はとても綺麗です。  さて、物語の内容。この本をよく1968年当時、全集に加えたなあ、と改めて、あかね書房の企画力に脱帽です。  日本の子供向きの戦争ものは、当然の事ながら、日本を悪様には書きません。戦争自体を憎む、というスタンスで、民間人が被害者として描かれることが殆ど。仮に、日本軍についてリアルに描くとしたら、もっと年長の読者向きのものになるでしょう。  本作では、冒頭からいきなり、「1920年、日本軍は、祖父を機関車の窯にいれて焼き殺した。」(日露戦争)とか、「日本軍は策謀を用いて友好と、撤退を表明した次の日に、ハバロフスクを砲撃し始めた」など、はっきりと書かれています。真偽は兎も角、相手側はそう思っていたのです。  1968年と言えば、まだ、戦後23年です。従軍していた人も沢山存命であり、子供の頃、空襲で恐ろしい思いをした人も、バリバリ二十代。勿論、戦争ですから、双方の視点が違うのは当然の事。日本が悪として書かれた児童書に反感を持つであろう親世代にも、読んでほしいと思っていたのかも。  題名からして、さぞかし愉快な海洋冒険小説だろう、と思った私。良い意味で予想を裏切られた作品と言えます。公正なものの見方を学べる本とも言えます。  日本人に復讐をしようと、ゲルカ少年は考えていたのですが、少女すみこと友達になる事で、考えが変わっていきます。物語の終盤、子供達が遊ぶ砂浜に、日本軍が投げた手榴弾が数知れず埋まっているという下り、何とも言えない気持ちになりました。    長期個人保管の大変古い本です。状態は、どうぞ上記★書きと、画像よりご判断下さい。  古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。
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本・雑誌・漫画##本##文学・小説
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